吃音を悪化させる予期不安の原因と理由!改善方法は?
吃音者にとって一番やっかいなことはどもってしまうという予期不安です。予期不安とは、どもること=悪いことを認識していることで起こります。
- バカにしたような周囲の反応
- 「この言葉きっと言えない。言えない。」という不安
これらによって劣等感を強く感じてしまいます。
なぜこのような予期不安の負の連鎖となる思考となってしまうのでしょうか。
予期不安の原因
予期不安には、原因があります。
それは「話し方おかしいよね?」などの友人の何気ない一言だったかもしれません。それにより、どもること=悪いことと脳が認識をするようになってしまいます。
そして、あなたの性格や考え方をマイナスへと陥れる自己否定という感情によりそれは増幅していきます。ほかの人が普通にできることができないという強烈な劣等感があなたに襲い掛かってきます。
どもってしまうことで周りが反応して、それを気にしすぎるということで予期不安が生まれてしまいます。
予期不安が吃音にとって悪い理由
予期不安は、「どもるかもしれない」と不安と感じた時点で、もう頭の中でスムーズに話しているイメージが持てていません。既に口に出す前からどもってしまっているんです。
話す⇒どもる⇒落ち込むということを続けていくと、「自分はダメな人間」「ほかの人がカンタンにできるようなことがなぜできないんだ」と自己否定感が増えていきます。
これは、どんどん自分を苦しめていき、鬱やSAD(社交不安障害)など深刻な状態となてってしまうケース、もっと悪いと最悪の事態にまで発展してしまうケースもあります。
こんな事態を避けるには、どうしても「考え方」を変える必要が出てきます。今では、過去にあった辛かったマイナスの記憶をプラスの記憶に書き換えるというメンタルリハーサル(イメージトレーニング)をしていくという方法があります。
予期不安解消法
予期不安解消の糸口となる、イメージトレーニング。これは過去に遡り頭の中だけで考え方や意識を変えていくという方法になります。
過去のどもってしまったときを思い出す↓
そのときにスムーズに話していたと頭の中でイメージする
↓
周囲に認められた
↓
自己肯定感
というポジティブな思考となり、吃音は軽減していきます!
まとめ
自己否定や劣等感が予期不安の要因となります。イメージトレーニングの効果は一流のロスポーツ選手も取り入れている根拠のあることです。
自己肯定感を持てるように思考を変えていく努力は必要になります!