2017/05/090 Shares

吃音で苦しんだ社会人1年目。人生の分岐点で助けてくれたのは父だった。

社会人1年目で戸惑うことも多く、吃音でさらに悩みが倍増して自分を責める日々が続いていませんか?

自分ひとりで苦しんでいるとどんどんと悪循環になってしまいます。

でも、あなたの苦しみを本当に理解し話を聞いてくれる人はいます。私の場合には父でした。

執拗にされた「話し方」への注意。会社が恐くなった社会人1年目

  • 「もっとテンポよく元気よく話せ」
  • 「朝礼の挨拶くらいできるだろ」
  • 「研修で習ったように話せ」
  • 「電話はワンコールで取れ」
  • 「新人は電話全部に出ろ」

などなど、私の指導係であった先輩からは毎日のように話し方を中心に注意されプレッシャーを与えられ続けていました。私のどもってしまう話し方にイライラしていたのかもしれません。

とにかく会社にいる間は、電話応対や顧客とのやり取り全てを徹底監視されていました。

 

上司に相談しようとも思いましたが、「色々、〇〇さん(指導係)に教えてもらっているんだから感謝しろよ」と先に言われてしまい、とても相談できる雰囲気ではありませんでした。

「これ指導なのか?ただムカついて言ってきているだけなんじゃないのか?」と思う言動も度々あり、頭の中も整理できずにただ必死でした。

 

 

精神的に辛いと思う日が続いていましたが、

  • 「社会人は辛いのが当たり前だ」
  • 「学生気分が抜けていない自分が悪いんだ」
  • 「どんなに辛くても会社を休んだら負けだ」

と自分に言い聞かせていました。

 

 

だんだんと覇気がなくなり、ネクタイの乱れなどの身だしなみを注意されることが増えてきました。気が服装などに回らなくなってきていたんです。

朝の電車では「これは現実じゃない、夢の中だと思いこもう」と現実逃避。今、当時の自分を見たら思うと「死ぬなよ?」と声をかけてしまうと思います。

上司に別室に呼び出され「お前、近頃元気ないけど大丈夫か?」と言われたこともありましたが、「この人に相談できるはずがない」と思っていたので「だ、大丈夫です」と答えていました。

 

しかし、いつも通り仕事を終え、家に着いた途端「もういいや。。」と緊張の糸が切れました。自分の暗い部屋の中で

「明日の朝休む理由はなんて言おう」

「この暗くて静かな時間が永遠に続けばいいのに」

「もし死んだらこんなに悩まずに済むな」

とじっとベットの中で明日がきてしまう恐怖を感じ、結局一睡もできませんでした。

 

朝がきて、会社に電話をしようとする手が震えていました。「先輩が出たらどうしよう」という不安です。案の定電話にはその先輩が出ました。

「お前休んでんじゃねえよ」という言葉。心臓がバクバクです。上司に代わってもらい、なんとかその日は休む旨は伝えましたが、結局次の日も会社に行くことはできませんでした。

 

 

正論ではなく、親身に共感をしてくれた父。人生の分岐点だった1日

faithfinder06 / Pixabay

当時まだ実家暮らしだったこともあり、父とゆっくり話す時間があることが幸運でした。「明日も休もうかどうしようか」と悩んでいるときに、父が部屋をノックしてきました。

「うわっ。怒られる」と思いながらいると父はただ私のベットに座り「大丈夫か?」の一言を言ってくれました。

父はとても厳しい人でしたが、とても心配してくれていたのがその一言で伝わってきました。

 

私は、誰かに自分の今の悩みを聞いてほしかったんだと思いました。

  • 徹底的に1つ1つの行動を監視してくる先輩
  • 人の気持ちを考えない上司
  • 見て見ぬふりの支店長

「上司がこんなことを言ってきて・・・」「朝礼とか緊張しちゃって・・・」など、恥ずかしいと思うようなことも全て言いました。

 

今32歳になった自分がその内容を聞いたら「弱すぎだよ!頑張れ!」なんて言ってしまったかもしれません。

しかし、父は「そっか。きついな」「もっと分かってくれてもいいのにな」など親身に聞いてくれました。

 

夜22時ころから朝の3時くらいまで、話していたと思います。

  • 疲れているのに優しい目
  • 決して責めない口調
  • そっと部屋を出ていった後ろ姿

 

全て一生忘れないことです。ただ話を聞いてくれたことが自分にとっては大きなプラスになりました。

人生の分岐点だったあの1日がなかったら、絶対に今の自分はいない。

 

 

悩みを聞いてくれる人は必ず1人はいる

4Me2Design / Pixabay

私はこの体験があったから頑張れています。

なかなか吃音による苦しみは相談できる内容ではありませんが、私の場合心の底から親身になり、味方でいてくれたのは父でした。

 

父親になった私自身も、娘と息子が悩み苦しんでいたら父にしてもらったように親身に一緒に考えることをしていきます。それが人生の大事な局面で非常に大事と知ったからです。

親は子供ためなら、自分なんかいくらでも犠牲にできます。

 

自分一人で苦しむのではなく、ほんの少し勇気を振り絞って親に相談してみてください。