2017/10/110 Shares

吃音(どもり)って遺伝するの?

吃音は、

  • 体質(内的要因)70%
  • 環境(外的要因)30%

ということが、双子の研究で明らかになっています。

2人とも吃音
1卵生女
1卵生男
2卵生女
2卵生男
2卵生男女

(引用:エビデンスに基づいた吃音支援入門)

上の表は3810組の双子のデータです。遺伝子が同じ1卵生は遺伝子が異なる2卵生より

  • 女子は4倍
  • 男子は6倍

吃音の確率が高いということがわかっています。つまり、遺伝子が同じであれば、(親が吃音であれば)吃音になる確率が高いということが言えます。

 

また、子どもは親の話し方の影響を大きく受けます。そのため環境も関わってくることになります。吃音は、幼少期に発症しても、70%以上が自然回復をします。

しかし、

  • 親が吃音である
  • 男児である

という要素が加わると自然回復する確率も下がることになります。

 

どもりが起こる科学的な要因

最近の研究でどもりが起こる要因には遺伝子も関係していることが判明しました。しかし、その遺伝子を持っているからと言って必ずしもどもりが発症するわけではありません。周りの環境によってはどもりが治ることもあります。

 

科学的要因として証明されているのは

  • GNPTAB
  • GNPTG
  • NAGPA

という3つの遺伝子を持っている吃音者が10人に1人の割合でいることです。

 

10人に1人なので、まだ割合としては少なく感じる人もいるかもしれませんが、これまでどもりと遺伝子の関係はあることがわかっていてもどの遺伝子が関係しているのかがわからない状態でした。

しかし、最近の研究でどもりに関係する遺伝子が判明してからは研究が進み、効果的な治療法が見つかることが期待されています。

 

 

吃音に男児が多い理由

吃音の子ども

Bess-Hamiti / Pixabay

 

男児は女児より成長が遅いということが要因として考えられています。

体の成長や言葉の成長も男児より女児のほうが早い。そのため、男児は自分の思っていることが頭ではポンポンと出てくるものの上手くコトバにできないため、吃音が出てしまったり、ストレスを感じてしまったりしてしまいます。

 

どもる要因には遺伝子が関係していることがわかりましたが、一概には遺伝子だけが原因だとは言えません。ただ家族が吃音者だった場合には、子どもも吃音者になる確率は高くなることは確かです。悲観せず、子どもがどもり始めたとしても、あなた自身が改善していったようにゆっくり焦らず見守っていくことが大切です。